#58 Bali days vol.4
Nikon D200 Pura Tanah Lot
人物写真が続いたので一枚バリの風景写真を。
ここはKutaから車で約1時間ほど北西に行った海岸線にあるタナ・ロット寺院。
インドネシアの国教はイスラム教だが日本と同様、憲法で信教の自由を保障しており
ここバリ島では大半がヒンドゥー教が占めている。
(宗教が地方によって違いがあるのはインドネシアが多民族国家であることを象徴している)
というわけでバリにある寺院のほとんどがバリ・ヒンドゥー教の寺院である。
ここタナ・ロット寺院も例外でなくヒンドゥーの寺院であり基本的には寺院境内には
ヒンドゥー教信者以外の人は入れない。
海の神を祀るタナ・ロット寺院。夕日で照らされたメル(五重の塔)のシルエットが綺麗だ。
僕がバリを初めて旅した時一番驚いたのはバリ人の多くの家庭で家族寺院を持っていることだった。
しかも田舎に行くとその寺院もかなりの大きさだ。
少し昔の日本で言う「氏神様」の各家庭版のようなものだと思うが最近の日本ではあまり見られなくなった。
その事実だけでもバリ人の信仰の深さがわかるだろう。
そしてバリではとにかく事あるごとに祭事が執り行われる。
例えば子供が生まれた時、結婚式、お葬式などはもちろん、暦によっても巡ってくる。
特に月の満ち欠けを基準とした太陽暦に1年の長さを調整する月を加えたサカ暦と呼ばれる
暦に従って満月時には多くの場所で祭事が執り行われているとのこと。
僕がバリに行った時には残念ながら満月時ではなかったが、実際タクシーで島内を廻った時にも祭事の場面を何度も目にした。
皆さんがもしバリに行かれるなら滞在期間内に満月日を入れることをお勧めします。
by thanks-life | 2007-12-02 00:32 | Bali